10月13日、早稲田大学人間科学学術院 准教授、川名はつ子さんは、埼玉県川越市にある星野高等学校の2学年約660人の生徒に向けて、「みんなで子育て! −日本の社会的養護のあり方を考えるー」をテーマに、講演を行った。

 「さまざまな事情により、生みの親の下で育つことの出来ない「要保護児童」が全国に4万人もいます。児童虐待はなぜ起こり、なぜ増え続けているのでしょう。また、心身ともに傷ついた被虐待児がなかなか温かい家庭的養育に委ねられることなく、ほとんどが乳児院や児童養護施設に入所している現状があります。里親制度や養子縁組といった家庭的養護が諸外国よりも普及しておらず、9割以上が施設養護になっているからです」
川名さんは、「社会的養護」のあり方を星野高等学校の2年生に伝えた。また、学生たちと早稲田大学里親研究会を立ち上げて「ライフストーリーワーク」などに取り組んでいること。さらに、小山市で起きた幼い兄弟の虐待死事件をきっかけに始まったオレンジリボン運動について話した。
講演を聞いた後、2学年の全クラスに、オレンジリボンの素材と安全ピンが配られ、生徒一人ひとりが作ったオレンジリボンを胸につけた。

 講演を聞いた高校生からは、次のような感想文が寄せられた。
 
 「要保護児童が4万人という数字は日本の人口のたった0.2%くらいではあるけれど、子どもでも大人でも「存在する」1人1人が大事で1人でも多くの子どもたちを救ってあげたら・・・と思った。一番身近な所であるオレンジリボンのことから知っていって活動に参加していきたいと思う」

「私は今日の講演を聞いて、子どもというのは親だけでなく、社会全体で育てていくことが大切だということが分かりました」

 「里親について知らないことばかりだったので、絵本を作ってあげたり、アルバムを作ってあげたり、細かい所までサポートしていることがわかり感動しました」

「法的な養育制度・理念を見直し、全国でオレンジリボンキャンペーンを能動的に行うなど社会全体で子どもを守っていくような社会システム作りを推奨していくべきだと思いました」

高校生が社会的養護について学び、オレンジリボンを胸につけた姿は、未来への光を感じて嬉しくなる。

星野高等学校の体育館で講演する川名さん
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「私たちのソーシャルアクション」について語る
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オレンジリボンを胸につける女子生徒
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男子生徒の胸にもオレンジリボン!
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2-Nov-2007 
レポート/オレンジリボンネット管理人 
箱崎幸恵 

   
 
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