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第三回目のテーマは、「ドメスティック・バイオレンス」DVコンサルタントで、DVサバイバーの中島幸子さん
との対話です。(パート1)
   
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続き8・・・

箱 崎 : 講座はとても内容的に幅広いですね。どういう講座でありたいですか?
中 島 : 日本では、シェルターなどの緊急避難所はあるけれど、シェルターを出た後にたくさんのサービスがあるかというと、全然そうではないのが現状です。シェルターを出た後に、一人でアパートで生活したり、子どもと生活を始めたりと、暮らしの環境が整ってきても、心の傷は、ある日、パッと消えるものではありません。そうした心の痛みをサポートできるようなものにしたかったのです。

 ただ、『レジリエンス』に答えがあるわけではありません。情報はある程度提供することはできるけれども、それ以降の自分にとっての答えとなるものは、自分の中にあるのです。それを探るきっかけと、時間と場所を提供したいと思っています。
箱 崎 : そうですね。他の誰かではなく、一人ひとりが自分の中に答えを持っているのですよね。素の自分でいられて、それを見つける時間と場所を持つことはとても大切だと思います。
 また、同じ当事者が出会う場所にもなっているかと思いますね。自分だけではないと思えると、気持ちもラクになると思います。講座を始めてどれぐらいですか?
中 島 : 今年で4年目です。

こころのCare講座を行っている、「表参道STUDIO★R」
後半に続きます。→
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